
2.兵庫の経済成長戦略と文化・スポーツ振興
異なる歴史文化や気候風土を有する旧五国からなる兵庫の多様性を活かした観光政策や高度なものづくり産業、地場産業、農林水産業の育成を強化し、地域経済の活性化と雇用を促進します。
またコロナ禍において打撃を受けた兵庫経済の回復の為、県内中小企業者に対して、県市協調のうえ、雇用の維持と事業継続を下支えするきめ細やかな支援策を実施します。
- これまでの企業を延命させる補助金行政による経済対策を見直し、企業の健全な切磋琢磨を通じて地域経済の活性化を実現
- コロナ禍において、業種・業態や事業規模に応じた支援策が必要であり、事業者に対して迅速に支援が行き届く必要があるため、新たな支援策の検討・既存支援策の期間延長や要件緩和、申請・事務手続きの簡素化等を国に要望
- 保証協会の体制強化、保証料の軽減など、企業が民間融資を受けやすい環境の整備
- ひょうご神戸スタートアップ・エコシステムコンソーシアムにおいては、京阪神の自治体、経済団体、大学、民間組織などの連携を強化しながら、グローバル拠点都市として、より多くの民間投資を喚起することができるスタートアップ支援。また世界に羽ばたく起業家を育成するため、知的交流拠点施設「ANCHOR KOBE」との連携により、業界の垣根を超えたイノベーションを創出
- 多様性のある兵庫の価値や地域の魅力を活かすため、発信する情報や媒体、ターゲットを明確にした発信を強化し、各自治体の都市ブランド力を向上
- 自然豊かな兵庫の強みを生かした観光や宿泊、ワーケーションなどの賑わい創出を進め、民間活力を活用した地域の活性化
- 県内の農業の担い手の確保、遊休農地の発生防止と解消、また農地の効率的な活用や、6次産業化、ロボット技術やAI・IoTなど先端技術の活用によるスマート農業など次世代型農林水産業を促進
- 過疎地においても高速インターネットを不自由なく使える環境を整備し、企業の社員にワーケー ションを行い、農林水産業を副業で営める仕組みをつくることで、交流人口の拡大や定住を促進
- 「農家と消費者のための農業」への大転換、大改革。生産性や品質を高める農業者を支援し、県内で生産される農林水産物のブランド戦略を強化。「稼げる農業」を推進するとともに、中山間地や家族経営の農業の持続的な営みを可能とする農政を展開
- 農地法を改正し、株式会社をはじめとしたあらゆる主体による土地所有や新規参入を促進することによる農業の活性化。高齢化・担い手不足対策として、若者が独立就農して稼げる農業経営ができるよう、新規就農を促進
- 森林の適正な保全による国産材の需要を拡大し、県産木材の積極的な活用を支援
- 鳥獣害対策については、捕獲等への支援を行うことにより個体数を管理するとともに、ジビエとしての加工・流通・販売のための衛生管理の高度化。あわせて適切な対策ができるきる専門人材の育成および集落ぐるみの取り組みを後押しし、スマートセンサーやドローン等の新技術導入を促進
- 農業生産条件不利地域の農林漁業者に対する最低所得補償制度(直接払い)の導入促進
- 兵庫県内の風土を活かした有機農業を支援するため、普及指導の体制整備や有機農業者の人材育 成、有機 JAS 認証を取得しやすい環境づくり、また需要拡大に向けた販路の多様化や消費者への理 解と関心の増進を図るなど有機農業の生産拡大を推進
- 県内のJR赤字路線に関して、路線の維持・存続に向けて、周辺自治体とともに国への関与を強め、利用促進と利便性向上を図りながら沿線を活性化
- 大型放射光施設SPring-8をはじめとする播磨科学公園都市、世界最速のスーパーコンピューター「富岳」を擁する理化学研究所・神戸医療産業都市など、世界的な科学技術基盤の集積を推進。国内外の高度人材・資本を呼び込み、産官学連携による基幹産業を強化
- 最先端の研究開発を支える国際水準の大学や研究機関等が多数立地する強みを活かし、今後、発展が予測される業界や成長分野を中心に戦略的な企業誘致と、新たな雇用・税収を創出
- 医療産業都市神戸の国際競争力をさらに高めるため、アフターコロナ時代を見据え、関連企業や海外主要クラスターとの交流・連携を促進
- 神戸港の生産性向上のため、港湾におけるIT化、さらにはDXを積極的に活用し、官民連携による神戸港の国際競争力強化
- アフターコロナ時代を見据えたクルーズ船の国内外客の観光・滞在を促すためにも県内主要港における着地型観光を推進し、地域経済への利益創出・還元
- 国際機関や領事館、MICEに関しては、都市ブランド向上、経済活性化の観点から兵庫県、神戸市、経済団体、観光局(DMO)が一体となり、役割分担・機能強化の方向性を定める戦略的な誘致を推進
- 兵庫の伝統芸能や音楽など文化振興を図り、観光資源、経営資源として国内外に発信する取り組みを推進。県内の歴史的建造物を活用した文化活動を支援
- KOBE2024世界パラ陸上競技選手権大会、2027年ワールドマスターズゲームズ関西の機運醸成に努めるとともに、大会成功に向けたボランティア運営業務や宿泊の受け入れ体制の充実。世界各国から多数の競技者や関係者が来県されることから、県内の周遊促進施策に取り組むとともに、子供たちや地域住民との交流機会を設けたスポーツ振興施策推進と地域経済の活性化
- 社会人が職業上の新たな知識・技術を習得し、日常生活における教養を身につけるなど、何度でも学び続けることができるリカレント教育の充実